時代はもう植物男子なのねー、草食「かつ」植物男子なのかしら。
ロンドンのページを撮影させていただきました。
主に男性向けカルチャー雑誌でカバーする幅は広く、でも花もアリなんだ!とちょいビックリ。
私は日本にいないのでどれだけ花が男性にウケているのか定かではないのだけど。でもこれは「続」とありますから、「花と花束」が好評だったので第2弾となったのかなぁ?
ただ美しい、華やかな花ではなく、トレンドを感じる花へのアプローチです。本流のすぐ下を流れるサブカルとして浮上しているのは「ミニマリズム」「エシカル」「サステイナブル」など、様々な角度から今を語る上で避けて通れない、新鮮汲み上げ・・mっklな流れで、この特集にはそれらが潤沢に散りばめられてます。
何たって日本はZENの国だもんね! と心の隅っこで威張ってしまうし、つい多用してしまう国際的キーワードと通ずるところがあり、「この特集のコンセプトはね‥」と外国の人にも分かってもらいやすそうな感じ。
「ロンドンとニューヨークのフローリスト。」4ページのうち2ページ+トビラとして紹介されたロンドンのフローリストは「SAGE」と『WORM」。
ジモティ感は独特で、SAGEはカリビアンやインドからの移民や風俗が混沌とした空気を醸す南ロンドンのペッカムにあり、フローリストのヒップなインド系彼氏が紙面に登場してくれたり。片やWORMは厳格なユダヤ教コミュニティのど真ん中で、見かける人々は敬虔主義的ハシディズムに則り、黒の衣服に黒の帽子、成人男性は両もみあげを螺旋状に巻いて垂れ下げており、女性は地味な服装にカツラを被っている。最近Netflixの「Unothodox」というドラマを観たのでか・な・り・注意深く(でもさりげなーく)観察する。
「SAGE」
は、アンセリウムや虹色に染めたかすみ草など、Love or Hate的な花を使う。「そっか今、これって逆にキテるのね」と思わせ、自分の花感度を一気にアップデートしてくれる。
「WORM」
はドライフラワーも多用、「枯れ」も作品のうち。倉庫に入る斜光によってさざなみ輝くススキ類が、幻想的な空気を作るスタジオ内。
この特集最後には私の愛する土地、ケント州のダンジェネスが紹介されていて、イギリスのアーティスト、デレクジャーマンが住んでいた土地として有名です。私の当サイトには入れ替わらない不動のページがあって、それはダンジェネスの風景です。
2019年に行ったのが最後だけど、その時は大嵐で、誕生日にリクエストして連れて行ってもらったものの、11月末の嵐の海と暴風雨の中、無理やり歩いたがついに身の危険を感じ、パブに退散。暖炉で靴下から靴から乾かしてもらったという(笑)思い出深い誕生日になりました。
でも、コロナ前には、再び行こうと考えていた時期があり、今度は最低でも数日間はエアビーで家か部屋を借りてとにかく土地の雰囲気に浸りたい!と思っていたものの、それは去年のことで、ままならなくなりました。いやいや、来年こそ行ったるどー!、、、。
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