お母さんと一緒に遊びにきた娘ちゃん。
シリアから難民としてイギリスに来た家族は、お父さんとお母さん、息子と娘の4人で。
末っ子で今、3歳と少し。この子だけロンドンで生まれました。
お父さんは単身、イギリスに密航して渡り、手探りで家族を呼び寄せる方法を探ること一年と数ヶ月。
その間、食うもくわれず寝るに寝られず、映画さながらの苦労を経て初志貫徹したお父さん。
シリアの難を逃れて国外で生活したいと思う国民は数千万といるけれど、聡明で行動力があり、計画性のある一家の長を持つ家族は限られている。そして幸運に恵まれるチャンスも限られている。
奥さんも可愛くて、少しずつ英語を習っている。今ではかなり会話が上手で、時々、こうやって女同士でお茶会をします。イスラム教の国のムスリム女性は、女性だけで集まることが多いから。
先日、洪水に見舞われた近所の友人は、先祖にシリア人を持つ女性で、ことのほか親身になってあげていて家の足りないものを調達したりしてあげてます。
私はそんな時には車を持ってないので全然役に立たないけど、お茶会を持ち回りでオーガナイズして、気の置けないおしゃべり会。
エプロンドレスと大きな頭のリボンでやってきた娘ちゃん、バケツを見つけて持ってきてくれようとしています。でもそれ、ジャム作り用の金属鍋だから、むっちゃ重いのよ娘ちゃん。持ち上がらないと、思うなぁ。
大きなクッションや鍋、周りのものと比べて体が小さい娘ちゃん、対比がとっても可愛い。
お母さんに似て、目がクリクリ。シャイニーなブーツがオシャレでしょ?
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