ついにやってきました、今年も秋の大収穫祭の始まりです。
そうです、春夏かけて蜂たちが収穫してくれた、ハチミツをありがたく半分いただいて瓶詰めしちゃう時期です。
文字通り、三日三晩かかるので、金曜から日曜、なんなら月曜までズバッとこれに掛り切り。なかなか壮大なオペレーション。
まず、銀色のドラム缶を予約します。これがただのドラム缶じゃない。電気式のハチミツ専用の遠心分離機で、自分が所属しているノースロンドン・ビーキーパーズ・アソシエーション(北ロンドンの養蜂家協会)に「〇〇の日程で借りたいんですが予約できますか〜?」とメールで打診。オケ!ならば、倉庫まで車で取りに行って、予定の日程が終わったら綺麗に(ホントにピッカピカに)掃除してお返しします。一回のレンタル料は12ポンドくらいだったかな?
何回借りてもよいので、収穫量によっては夏と秋の2回、借りることも。
プチ養蜂をやっていてイッチバン好きな瞬間が、フレームにナイフを入れて蜂蜜のフタをそぎ採る瞬間。薄く、均等に、皮を剥ぐような感じといいましょうか。出来るだけ蜂蜜をフレームに残したまま、遠心分離機に入れることができるように準備をするわけです。
むやみに、セミプロ魂が燃える瞬間。
フレームの状態を見るとうまく削げそうかどうか、だいたい想像できるので。この動画は優等生なグッドルッキングなフレームを見繕って、一緒に作業している友人に撮影してもらいました。
そのあとは、遠心分離機のラックにフレームを嵌めていき、スイッチオン。
琥珀色の液体が、少しずつフレームを離れて遠心分離機の内壁に飛び散っていくさまは、金の糸のようですね。ある程度、底に溜まったらノズルを解放して、蜂蜜を専用の二重フィルターで濾していきます。
粘体なのでお茶を飲みながらゆっくり落ちていくのを待ち‥収穫作業の大風呂敷を広げているので、隅っこでご飯を食べ‥バケツに溜まったら溢れないうちに替えて‥フレーム削いで、ドラム缶を回して‥おっともうこんな時間だ、寝るか‥zzz というのを3日間繰り返します、笑
今年は、100瓶あまりになりました!
重量でいうとひと瓶340gだから、40キロ近く収穫したことになります。
もちろん、蜂たちが食べて冬を越えるための蜂蜜は巣箱に残してあるので、この量は、彼らと半分こでの量なんですけどネ。
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